ANOUCHKAJOURNAL

FONDATION LOUIS VUITTON

パリ・ブローニュの森に現代アートの新しい発信地として、美術館「フォンダシオン・ルイ・ヴィトン」がオープンしました。
ガラス船のような建築は、建築家フランク・ゲーリーによるもの。
現在はフランク・ゲーリーの展覧会を始め、クリスチャン・ボルタンスキー、ゲルハルト・リヒターなどのコレクションの展示、ダンスや音楽などのパフォーマンスなど建物全体を楽しめるプログラムが行われているようです。

パリに行く際はぜひとも訪れたい美術館です。

http://www.fondationlouisvuitton.fr/content/flvinternet/ja.html

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Vinçon Barcelona

バルセロナで見つけた素敵なライフスタイルショップVinçon(ビンソン)。

1899年に建築家のアントニ・ロビーラ・イ・ラバッサが設計した建物を使用し、1階はデザイン、機能性に富んだ雑貨やキッチン用品、電化製品、アロマなど..
上げればきりが無いほど本当にたくさんのアイテムが並んでいます。
ディスプレイもそれぞれイメージしやすいように置かれていてハイセンス!
1階に小さな階段があり、そこを上がった中2階には天窓から降り注ぐ自然光が美しいギャラリーLa Sala Vinço(ラ・サラ・ビンソン)があります。

そして2階は歴史のある内装のなかに、カタルーニャのトップデザイナーらによる商品が並び、まるでどこかの邸宅に入ったようなリアル感があり楽しめました。
これもまたイメージしやすくするアイデアなんでしょうね。
世界遺産のカサ・ミラが見えるテラスも植物とインテリアをさらりと置いていてかっこ良かったです。
とても素敵なお店なのでバルセロナへ行かれた際は是非足を運んでみて下さい☆

http://www.vincon.com

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Christo and Jeanne-Claude

様々な建物・土地・自然を布で覆うという壮大なプロジェクトを作品として発表している現代美術家、クリスト&ジャンヌ=クロード夫妻。(妻ジャンヌ=クロードは2009年に亡くなられています。)

北カリフォルニアの牧場や農場に、高さ5.5mのナイロンのフェンスを40kmに渡り建てた「Running Fence」。
構想から完成まで24年、7億円と2週間で500万人もの人員をかけ、ドイツの旧帝国議会議事堂・ライヒスタークを覆った「Wrapped Reichstag」等、どれも大胆で迫力があり、斬新なものばかりです。

彼らの作品は、周囲からの援助を一切受けず、その作品のドローイングやコラージュ作品、オリジナルアートの販売で数億円という資金を自らまかない、構想から実現まで数年から数十年という長い歳月をかけて作られています。
様々な人から許可を取り、近隣住民にも一人一人実際に会ってプロジェクトの説明をする。
「そのプロセスも含めて一つの作品」と言い切り、短い展示期間だけでなく長い準備期間もとても大事にしている事が素晴らしいです。

奥様が亡くなられた今でも計画されているプロジェクトに今後も注目です。

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Backslash Gallery

写真、彫刻、絵画、映像など様々なジャンルの作品を、斬新なコンセプトで展示するパリにある現代アートギャラリー”Backslash Gallery”。

250㎡の美しい空間には、月替わりでアーティストの作品を展示。場所はパリで最近注目のエリア、アール・ゼ・メティエ。
パリを訪れる機会がある方は、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

29 rue Notre-Dame de Nazareth 75003 Paris
http://www.backslashgallery.com

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Joseph Kosuth

アメリカのコンセプチュアルアーティスト、ジョセフ・コスース。

言葉をメインにした作品を多く発表しており、その中でもネオン管で表現された物にセンスを感じ、とても惹かれます。

「芸術は美しさではなく、興味深さだ。」
と彼は考えており、受け手にただ感じるだけではなく、考えさせることを与えていきます。

様々な視点から見るのもアートの面白さの一つですね。

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RCR Arquitectes

ラファエル・アランダ、カルメ・ビジェム、ラモン・ヴィラルタによるスペインの建築ユニット”RCR”。

スペイン・バルセロナ郊外に事務所を構え、その町には彼らの作品が多数ある他、世界各地にも存在します。

デザインは直線的でシンプル。光と闇にこだわったデザイン、シックな配色や無機質な素材感がとてもクール。
ビジュアル、図面、すべてにおいて徹底的にこだわる彼らの作品に注目です。

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Kim Boske

オランダの写真家”キム・ボスケ”。

”「今」(now)は過去と現在の多様な要素が複雑に絡み合った結果物”
という彼の考えのもと、同じ被写体のアングルやライティングを変えた複数の写真を一枚に重ね合わせ、それを表現しています。

自然を撮影したものが多く、その対象の美しさもさることながら、彼の独特な手法により個性が増しとても目を引きます。

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Ballets Russes:The Art of Costume , Boléro:Ballet de l’Opéra

国立新美術館で9月1日まで、魅惑のコスチューム バレエ・リュス展が開催されています。
1909年からパリで人気を集めたロシアのバレエ団は、ピカソやマティス、コクトー、シャネルら、当時パリで活躍していた前衛の若手アーティストを取り込み、新しいスタイルの「総合芸術」として、バレエだけでなく美術やファッション、音楽の世界に影響を与えた存在でした。
日本初公開となる衣装の数々、とても興味深いです。
http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/

2013年にオペラ座バレエ団の「ボレロ」の衣装をデザインしたジバンシーのリカルド・ティッシは「バレエ衣装をデザインすることは、デザイナーとしてのひとつの夢です」言っています。「ダークネス」と「ロマンティシズム」の要素を反映させたという、チュール素材にホワイトレースの刺繍で身体の骨のようなスケルトン模様が描かれたボディスーツは、とても美しく、現代的で、新解釈のボレロを際立たせています。

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SAWADA MANSION

沢田マンションは、1972年高知県高知市に鉄筋コンクリート建築を専門職としたことの無い夫婦によって建てられたマンションです。
大工としての経験がない夫の沢田嘉農は、図面は頭にあると言い、きちんと製図せずに工事を進めていったというから驚きです。当時の役所はそこまで厳しくなかったので実現することができましたが、今の時代では考えられませんね。

地下1階地上5階建て(一部6階)で、入居戸数約70世帯、約100人が居住しているそうです。
白を基調とした外観からはまるで素人が手作りで仕上げたとは思えないデザイン性を感じます。
増築に増築を重ねた外観から、軍艦島とともに「日本の九龍城」とも呼ばれています。一度観に行きたい建築の一つです。

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Thomas Fisher Rare Book Library

トーマスフィッシャーレアブック図書館はトロント大学と提携している図書館でニュートンやシェイクスピア等、保有数70万冊というカナダで最大のレアブックコレクションが保存されています。

本の数も圧巻ですが、その建物はまるで映画のセットかと思ってしまうほど雰囲気があり迫力満点です。
本はもちろん建物を見るだけでも価値のある図書館だと思います。

世界にはこういった歴史的な図書館がまだまだあります。海外に行かれる際は是非一度その国の図書館を調べてみてはいかがでしょうか。

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