ANOUCHKAJOURNAL

Christiane Löhr

ドイツ出身の彫刻家”クリスティアーネ・レーネ”。

身近な植物や愛馬の毛を素材として使い緻密に構築されている作品は、繊細で透明感があり気持ちが落ち着くような優しい空気感を感じます。馴染みのある草木がまるで別物に見えるのもおもしろいですね!

無の空間をとても大事にしており、そこに着目するとまた違う視点で見れるのも見所の一つです。
8月31日まで、静岡県のヴァンジ彫刻庭園美術館で個展が行われています。機会があれば是非足を運んでみて下さい。SEIYAMA

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Merce Cunningham: Scenario

コムデギャルソン1997SSの「ボディ ミーツ ドレス・ドレス ミーツ ボディ」コレクションにインスパイアされた振付師のマース・カニングハムからの依頼で、川久保玲が衣装と美術をデザインしたマース・カニングハム・ダンスカンパニー「シナリオ」。(1997)

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The loss of small detail

三宅一生が衣装を手掛けた、ウィリアム・フォーサイスによるフランクフルト・バレエ団の「The Loss of Small Detail(失われた委曲91年初演)」。

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TIME OF OTHERS / Your Body is Yours

7月25日から9月23日まで国立国際美術館で開催される展覧会”TIME OF OTHERS”。
アジア・オセアニア地域の若手アーティストの作品を中心とした展示が、東京・大阪・シンガポール・オーストラリアへと巡回していきます。

国境を越えた記憶や感覚が珍しくなくなった一方、経済的不均衡や価値観の違いによる衝突が増加している国際社会。
本展ではその中で、どのように”他人”と接し、何によって隔たれているのかを考える手がかりとなる作品が紹介されます。

今年、写真界に多大な功績を残した写真家に贈るハッセルブラッド国際写真賞を受賞したヴォルフガング・ティルマンスの展覧会”Your Body is Yours”も同時開催されます。日本の美術館では11年ぶりとなるこの個展では、日本初公開を多数含む写真と映像によるインスタレーションが発表されます。
個人的にヴォルフガング・ティルマンスの展示は、特に期待しています。 SEIYAMA

国立国際美術館

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Garry Winogrand

ニューヨーク出身のフォトグラファー、ゲイリー・ウィノグランド。
1928年に生まれ、第二次世界大戦中、空軍に所属していた時に写真を始め、1952年から1969年までフリーのフォトジャーナリスト兼広告写真家として活動しました。

1960年代前半からプライベートで、ロバート・フランクの「The Americans」をヒントにしたストリートフォトを撮り始め、よりよい写真を撮る為に工夫を凝らし、ハンディタイプのカメラに広角レンズを使用するというこれまでにない試みや、カメラのフレームを傾けるなどの手法を用い、新たな視覚効果を生み出しました。
日常を撮影した作品は、映画のワンシーンのようなストーリー性を感じ、当時の空気感が伝わってきます。

高い評価を得る為で無く、「自分に興味を抱かせた物が、写真にしてみるとどのように見えるか。それが知りたくて撮影する」と語り、他人の評価を気にせず自分のしたい事を追求していく彼のこだわりを感じます。

1984年に亡くなった後、膨大な未整理のフィルムとネガが見つかり、回顧展開催まで4年もかかったことでも有名です。 SEIYAMA

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Salvation Mountain

アメリカのカルフォルニアの砂漠に突然現れる色彩鮮やかな丘、”サルベーション・マウンテン”。
芸術家のレオナード・ナイト氏が約30年かけて作り上げてきたアート作品です。
80歳を過ぎた今でもつくり続けているのには驚きですが、レオナード氏の熱い想いが伝わりますね。
作品のテーマは”GOT IS LOVE”。神は愛です。
青い空にPOPなアート、まるで楽園ですね。1度訪れてみたいです。

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Jared Chambers

アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動しているフォトグラファー”ジャレッド・チャンバーズ”。
SNSを用い作品を公開しており、インスタグラムでは40万人を超える世界中の人々にフォローされています。

彼の写真は被写体と背景の距離感が独特で、人物も風景の1部のように切り取られています。
スティーブン・ショアーなど「ニューカラー」の写真家たちを思い起こさせ、風景を撮影した作品からは特にそんな雰囲気が感じられます。

SEIYAMA
 
instagram @jaredchambers
JaredChambers

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Su Blackwell

イギリス・ロンドンで活動しているアーティスト”スー・ブラックウェル”。

ブックスカルプチャーという、おとぎ話や民話をテーマに本を用いた彫刻を制作しています。
簡単に言うと大人版の飛び出す絵本ですね。

繊細に切り取られ、立体的に現れる美しい色合いの作品は、幻想的な世界を演出しています。
制作の際は、作者はその本を読み込み、ストーリーや文字を計算しながら丁寧にカットして形にしていくそうです。

彼女の世界観が詰まった作品は、4月29日から東京のポーラミュージアムアネックスで展示されるので気になる方は是非足を運んでみて下さい。SEIYAMA

スー・ブラックウェル 「Dwelling -すみか-」

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Les Basquets / JR

フランス人アーティストの”JR”。
世界中のストリートを展示場とし、巨大にプリントした白黒写真をビルやマンションの壁や屋根に貼るという、大胆な作品で表現します。

そんな彼の初の映像作品「Les Basquets」。
映像監督Ladj Lyのストーリーと世界最高峰のバレエ団・ニューヨークシティバレエ団が「2005年パリ郊外暴動事件」を舞台に制作した、パフォーマンス「Les Basquets」からインスパイアされた作品です。
取り壊される建物から覗きだす巨大な白黒写真。印象的なドット柄の衣装で踊るバレエダンサー。トレーラーのため短い映像ですが、アーティスティックで美しい作品ということが伝わってきます。
音楽はハンス・ジマーやファレル・ウィリアムス等、有名プロデューサーが手掛けています。
場所はまだ未定ですが、近日中に一部のギャラリーや美術館で展示される予定です。今作も日本で見られる事を期待します。

SEIYAMA

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Todd McLellan

カナダ・トロントを拠点に活動するフォトグラファー”トッド・マクレラン”。

彼のプロジェクト”Disassembly Series”が斬新で面白いです。
Disassembly=分解する。
拾ってきたパソコンや電話、時計等を分解し、それを白い背景の上に並べ撮影したものを一つの作品とし、シリーズ化しました。
普段見る事の無い精密機械の細かいパーツ、それ等を並べた写真は意外な程美しく、芸術性を感じます。
ただ、並べるのではなく、何度も並べ替え、全体を見て試行錯誤することでこの作品のバランスは作られています、
分解している物自体は古い物が多いですが、見せ方を変える事で、また別の新しい物に変えてしまう発想はとても素晴らしいです。

SEIYAMA

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