ANOUCHKAJOURNAL

Christo and Jeanne-Claude

様々な建物・土地・自然を布で覆うという壮大なプロジェクトを作品として発表している現代美術家、クリスト&ジャンヌ=クロード夫妻。(妻ジャンヌ=クロードは2009年に亡くなられています。)

北カリフォルニアの牧場や農場に、高さ5.5mのナイロンのフェンスを40kmに渡り建てた「Running Fence」。
構想から完成まで24年、7億円と2週間で500万人もの人員をかけ、ドイツの旧帝国議会議事堂・ライヒスタークを覆った「Wrapped Reichstag」等、どれも大胆で迫力があり、斬新なものばかりです。

彼らの作品は、周囲からの援助を一切受けず、その作品のドローイングやコラージュ作品、オリジナルアートの販売で数億円という資金を自らまかない、構想から実現まで数年から数十年という長い歳月をかけて作られています。
様々な人から許可を取り、近隣住民にも一人一人実際に会ってプロジェクトの説明をする。
「そのプロセスも含めて一つの作品」と言い切り、短い展示期間だけでなく長い準備期間もとても大事にしている事が素晴らしいです。

奥様が亡くなられた今でも計画されているプロジェクトに今後も注目です。

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