長らく日本公開が待たれていた異色のドキュメンタリー映画「大いなる沈黙へ」が公開されています。
カトリック教会の中でも厳しい戒律で知られる、フランスアルプス山脈に建つグランド・シャルトルーズ修道院。
修道士たちは、俗世間から完全に隔絶された孤独のなか、何世紀にもわたって変わらない決められた生活を送っています。
これまで内部が明かされた事はなかったこの修道院を、ドイツ人監督フィリップ・グレーニングは、構想から21年の歳月を費やして製作。
彼は修道会との約束に従い、礼拝の聖歌のほかに音楽をつけず、ナレーションもつけず、照明も使わず、ただ一人カメラを携えて6カ月間を修道士とともに暮らし、この映画を完成させたそうです。
是非観ておきたい映画です。
第七藝術劇場にて8月30日〜。
http://www.nanagei.com/movie/data/854.html
ニコラ・ゲスキエールが手掛ける新生ルイ・ヴィトンAW14キャンペーン。
彼のバレンシアガ時代のミューズ、シャルロット・ゲンスブールが登場しています!
撮影はアニー・リーボヴィッツ。
シネマティック・オーケストラのベーシスト、フィル・フランスのソロアルバム”THE SWIMMER”の中の1曲”Transition”。
リリカルなピアノの旋律から徐々にシンセやストリングスが加わり、その雄大な世界観に引き込まれます。
M/M (Paris)によるパルコ2014AW
photographer : Viviane Sassen
model : Lily Macmenamy
四季の移り変わりを追うことで、ファッションの永続性を表現したとても印象的なヴィジュアル!
国立新美術館で9月1日まで、魅惑のコスチューム バレエ・リュス展が開催されています。
1909年からパリで人気を集めたロシアのバレエ団は、ピカソやマティス、コクトー、シャネルら、当時パリで活躍していた前衛の若手アーティストを取り込み、新しいスタイルの「総合芸術」として、バレエだけでなく美術やファッション、音楽の世界に影響を与えた存在でした。
日本初公開となる衣装の数々、とても興味深いです。
http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/
2013年にオペラ座バレエ団の「ボレロ」の衣装をデザインしたジバンシーのリカルド・ティッシは「バレエ衣装をデザインすることは、デザイナーとしてのひとつの夢です」言っています。「ダークネス」と「ロマンティシズム」の要素を反映させたという、チュール素材にホワイトレースの刺繍で身体の骨のようなスケルトン模様が描かれたボディスーツは、とても美しく、現代的で、新解釈のボレロを際立たせています。
カラフルでドリーミーなシンセ使いが魅力の、オーストラリア・シドニー出身”Jonti”。
どこかビーチボーイズ的に感じるのは僕だけでしょうか?とにかく聴いてみてください!