ペイントや電飾、エアロ部品などで主張された装飾を施したデコレーショントラックに魅せられ、9年間にわたり撮り続けた写真家・田附勝の作品。
デコトラは1960年代後半から始まったとされ、70年代には映画「トラック野郎」シリーズの影響もありデコトラブームが起こりました。そして現在も進化したかたちで脈々と続いています。これぞジャパニーズアート!
Steven Meisel撮影のPRADA 2013-14秋冬キャンペーン・ヴィジュアル。
ランウェイと同じく、雨に打たれたようなウェットなヘアーが印象的です!
パリを拠点に活動するM/M PARISによるVANESSA PARADISのアルバム・アートワークと、ミュージックビデオ。
写真のある1点にフォーカスされたかのような彼らのグラフィックデザインは、いつも観るものに強烈なインパクトを与えます!
Kolor
Spring 2014 Menswear CollectionよりKolorのヘアーが気になります。
どれも無造作なショートヘアーですが、バングの長さやパート、カール感で印象がここまで変わります。アンドロジナスな感じもいいですね。
「さりげないけど、人とはちょっと違う」そんなデザインを提案しますので、何でもご相談ください。
ラナ・デル・レイ、そしてパートナーでもある、バリー・ジェイムス・オニールによる”Summer Wine”。
この曲は60年代後半のアメリカを代表するシンガー、ナンシー・シナトラの曲のカヴァー。
彼女の歌声の美しさ、8ミリで撮影したようなプライベート感溢れる映像がとても印象的です!
Patrick Demarchelier: Photographs(1995)
ANOUCHKA LIBRARY今月のおすすめの1冊は、ファッションフォトグラファー、パトリック・デマルシェリエの作品集。
パトリック・デマルシェリエは1943年フランスに生まれ、1980年代にはVOGUEなどの雑誌、コマーシャルの分野で活躍。1992年ハーパース・バザー誌と専属契約し、クリエイティブ・ ディレクターのファビアン・バロンと作るファッションイメージは、その後のファッションページに大きな影響を与えました。セレブリティのポートレート写真も多く手掛け、この作品集でも見ることができます。
鋭いコマーシャル・センスとアート・テイストとの微妙なバランスを感じさせる写真が特徴的なパトリック・デマルシェリエ。僕の大好きな写真家でもあります。
裸の女性がベッドに横たわっている写真は、光と影のやわらかいコントラストが印象的で美しく、ヘアーがきれいにとかれていることで、写真をより幻想的に見せていると思います。
ヴィンセント・ギャロの監督作品”Buffalo ’66″から。ボウリング場でのクリスティーナ・リッチのタップダンス&キング・クリムゾンのMoonchild。名シーンです。
クリスティーナ・リッチのブルーのアイメイク、そしてグリッターのダンスシューズが効いてます! ヘアメイクは”PARIS,TEXAS”のナスターシャ・キンスキーをイメージしているようにも感じますね。
この映画数年ぶりに観ましたが、数々の印象的な映像とシンプルなストーリーのバランスが素晴らしく、良い映画です。
写真と言葉を用いた物語性の高い作品で知られるフランスの女性現代美術作家ソフィ・カル。
ヴェネツィアで見知らぬ男を追った作品「Suite Venitienne」、自宅に見知らぬ人たちを招き入れ、その人たちが自分のベッドに眠る様子を撮影した「The Sleepers」、「Address Book」という作品では、アドレス帳を拾ったことから、そこに掲載してあった人物にインタビューを行い、持ち主の人物像を浮かびあがらせるなど、独自の手法で多くの作品を生み出しています。
そのソフィ・カルの展覧会「最後のとき/最初のとき」が東京の原美術館で開催中です。
このテーマは「ある日突然失明してしまった人たちが最後に見たものは、どんなイメージだったのだろうか。」という疑問から生まれたそうです。是非訪れたい展覧会です。
Hara Museum of Contemporary Art