Liberte KENZO
世界で最も有名な日本人デザイナーと言われる”高田賢三”。1965年単身パリに渡り、69年には「ジャングル・ジャップ」と自ら差別用語を用い、パリでブティックをオープン。1970年パリ・プレタポルテ・コレクションにデビュー。
新しいものを多く採り入れたケンゾーは、ファッションの既成概念をことごとく打ち崩しました。花柄の多用、カラフルな色彩、世界の民族衣装も積極的に採り入れ、ペザントルックやレイヤード等、和洋折衷の妙に溢れた独自の作風と色彩の斬新さでモード界に多大な影響を与え、70年代のファッション業界をイヴ・サンローランとともに引っ張っていきました。
”Liberte KENZO”はケンゾーの1970年代後半から1980年代にかけての作品を紹介した1冊。
人形作家・四谷シモンの人形とKENZOのファッションが見事にマッチしています。また、KENZO年譜の中の当時を振り返った文章は、パリに渡った当初デザイン画を売り歩いた話、その後の成功までの心境が綴られていて、パリ好き・ファッション好きの方は必読です!
STEVEN MEISEL THREE HUNDRED AND SEVENTEEN & COUNTING
NY出身のトップファッションフォトグラファー・スティーブン・マイゼル。WWD紙のイラストレーターとしてキャリアをスタートさせた後、80年代から写真を撮りはじめ、急速に名を轟かせました。照明からメイキャップに至るまで、ファッション写真のあらゆる側面に及ぶその知識と技術、そして驚異的なまでの幅広さを持ったその作風は、一貫して美しく力強い。この作品集は、1988年から2009年までのスティーブン・マイゼルが手掛けたVOGUE ITALIAの表紙を集めたもの。
自身の作品集(写真集)にはあまり積極的ではないと言われているスティーヴン・マイゼルの貴重な1冊です。
YVES SAINT LAURENT IMAGES OF DESIGN 1958-1988
クリスチャン・ディオール亡き後、1957年21歳の若さでディオールの主任デザイナーに就いたイブサンローラン。1958年にはディオールでのファーストコレクションでトラペーズラインを発表。1962年には自身のメゾンを設立し、以後20世紀のファッション界に大きな功績を残しました。
男性の正装とされていたタキシードを女性の夜の服として発表し、パンツルックの先駆けとなり、水兵のユニフォームから派生したピーコートや、探検家の服装をイメージしたサファリルックなど、男性のワードローブから着想を得たデザインは、女性の意識とライフスタイルを変えていきました。
この作品集では、1958年〜88年までのサンローランの作品を、リチャード・アヴェドン、ウイリアム・クライン、ヘルムート・ニュートン、ギィ・ブルタン、サラ・ムーン、ブルース・ウエーバーなどの美しい写真、自身のポートレイトを交えながら辿ることができます。
彼の恋人だったピエール・ベルジェは「シャネルは女性を自由にし、サンローランは女性に力を与えました。世界中の女性たちの心理に多大なる影響を及ぼしたのです。」と語っています。
CR FASHION BOOK issue2 DANCE
元VOGUE PARISの編集長、カリーヌ・ロワトフェルドが手掛ける新雑誌”CR FASHION BOOK”issue2。
今回のテーマはDANCE!! バレエダンサーのセルゲイ・ポルーニンをフィーチャーしていたり、ダンスをテーマにしたストーリーが満載。特にDANCE WITH THE WINDと題された和を感じさせるストーリーは、とても美しくうっとりします。
I LOVE YOU MAGAZINE issue9
ドイツ・ベルリン発のエッジィでセクシーなファッションマガジン、I LOVE YOU。
今回のテーマは”THE DIET ISSUE”。日本で「DIET(ダイエット)」というと、”痩せる”と連想しがちですが、「DIET」は”食物”という意味もあります。今回はその”食”にスポットをあて、いろいろな形で”食”を表現しています。
ファッションとアートと食の融合、ぜひ手に取ってご覧ください。
LOVE Issue9
2009年に創刊されたUK発の”LOVE MAGAZINE”。
最新号のカバーはKate Moss。ページをめくると女優のChloe Grace Moretz、モデルで大躍進中のCara。バスタブの中という面白いシチュエーションから始まります。フォトグラファーはMert Alas & Marcus Piggott。
どのエディトリアルも写真、ヘアーメイクともにきれいで勉強になります。私もこんな世界観が表現できるよう頑張ります♡ご来店の際は、是非見てくださいね。
RIOT OF PERFUME issue2
昨年創刊されたニューヨーク発の”RIOT OF PERFUME”。
アート、ファッション、カルチャー、音楽など、ハイセンスなマガジン。
issue1に引き続きモノクロのかっこいいカバーが素敵です。写真はCara Stricker。VS magazine,DOSSIER,アレキサンダーワンなどのムービーも手掛ける女性写真家です。
今回は写真家・森山大道もフィーチャーされていて、前作同様かっこいい1冊になっています!
Mark borthwick/SYNTHETIC VOICES
マーク・ボスウィックが90年代に撮影した『Purple』『i-D』『SELF SERVICE』などの作品を100点以上収録した作品集。
いわゆるファッションフォトとは一線を画した新しい表現は、見るたびに触発されます。