アメリカ・テキサスをベースに活動する、22歳の若手フォトグラファー”デニス・オーバーン”。

彼のポートレイト作品からは、ライアン・マッギンレーを儚くしたような、時にオリヴィア・ビーのようなキュートさを感じます。
モデルとの絶妙な距離感が、彼の写真のもつ独特な空気感をつくり出しているのではないでしょうか。
個人的には、モデルの髪の毛の何気ない動きがとても気になります。

世界最初の百貨店と云われるパリ7区の「ボン・マルシェ」。
これまでもブライアン・フェリーやカトリーヌ・ドヌーヴをフィーチャーした企画展など、独自の視点で様々な企画展を行っていますが、今年の8月30日(土)より衣・食・住・アートに纏わる「日本」をかつてない規模で紹介する企画展「Le Japon Rive Gauche ― ル・ジャポン・リヴ・ゴーシュ展」が開催されます。

総勢100を超える日本のブランドが登場し、注目はカルチャー部門のメインゲストとしてベネッセアートサイト直島と建築家・安藤忠雄が参加。
「ボン・マルシェ」3階部分に、安藤忠雄が設計を手掛けた直島の建築が再現され、映像・ライト・音といった演出を駆使し、直島を体感できる空間が出現するそうです。

期間中パリに行かれる方は、是非足を運んでみてください。

『Le Japonrive gauche』（ル ジャポン リヴ ゴーシュ）
2014年8月30日（土）～10月18日（土）
会場：LE BON MARCHE rive gauche（Paris, FRANCE）24 rue de Sèvres 75007 Paris

映像作家、そしてクリエイティブディレクターでもあるブルックリンのアーティスト、ミッシェル・ヒガ・フォックス。
アーティストのMVやファッションブランド等のCMなども手掛けています。

”Strandlines”は今年発表されたミッシェルの最新作で、デジタルな表現をされた波が本物の砂の上を波打つ演出は、今までに見たこと無く、とても斬新な作品です。様々な色彩で表現される波はとても美しく、同じパターンにならないように作られていることも彼女のこだわりを感じます。

パリ装飾美術館で開催中の「ドリス・ヴァン・ノッテン-インスピレーションズ」展へ。
この展示は、ブランド創立から約30年、ドリスの歩んできた道を振り返りながら、独自の世界観を生み出すアイデアの源が楽しめる内容です。

彼のインスピレーションソースは、イヴ・クラインやダミアン・ハーストのコンテンポラリーアートから、フランシス・ベーコンやマーク・ロスコなどの画家、「時計じかけのオレンジ」や「ピアノ・レッスン」などの映画、ジャン・コクトーやデヴィッド・ボウイ、ルキノ・ビスコンティ、また装飾美術館所蔵のポール・ポワレやスキャパレリ、ディオールやバレンシアガのアーカイブドレスなどなど。
多種多様な展示は、まるでスクラップブックを観ているかのように楽しめます。

期間が延長され11/2まで行われています。
パリを訪れる機会があれば、是非足を運んでみてください。お薦めします！

Musée des Arts Décoratifs

107 rue de Rivoli 
75001 Paris 

http://www.lesartsdecoratifs.fr