建築家ル・コルビュジエが設計した集合住宅”ユニテ・ダビタシオン”。
5箇所で実際に建設され、中でも最初に建てられた(1952年)フランス・マルセイユのユニテ・ダビタシオンは、コルビュジェの5原則(水平連続窓、ピロティ、屋上庭園、自由な平面、自由な立面)や規模、都市計画的意義、モデュロールの厳格な適用などの点で最も評価されています。
3、4階部分はホテルとして利用できるため、コルビュジエ建築の住人気分を味わってみてはいかがでしょうか。
パリ・ブローニュの森に現代アートの新しい発信地として、美術館「フォンダシオン・ルイ・ヴィトン」がオープンしました。
ガラス船のような建築は、建築家フランク・ゲーリーによるもの。
現在はフランク・ゲーリーの展覧会を始め、クリスチャン・ボルタンスキー、ゲルハルト・リヒターなどのコレクションの展示、ダンスや音楽などのパフォーマンスなど建物全体を楽しめるプログラムが行われているようです。
パリに行く際はぜひとも訪れたい美術館です。
http://www.fondationlouisvuitton.fr/content/flvinternet/ja.html
”かなわぬ愛”をテーマに「マイ・マザー」「胸騒ぎの恋人」「わたしはロランス」の3作を手掛けたグザヴィエ・ドラン監督。
現在公開中の「トム・アット・ザ・ファーム」はこれまでとはひと味違うサイコ・スリラー風の作品に。
暴力性や残酷さを描いたストーリー、色彩を極力控えたリアルな映像、音楽の使い方など新たなグザヴィエの世界にぐいぐいと引き込まれていきます。
突然なタンゴのシーンを始め、ラストシーン、エンディング曲・・・この作品を通してのメッセージも感じられる、是非観ていただきたい1本です。
オープニングの白いナプキン?に青いペンで文字を描いていくシーンは、「ベルリン天使の詩」を思い起こさせ個人的に好きなシーンです。
現在公開中、クリント・イーストウッド監督の”ジャージーボーイズ”。
この映画は2005年に上演されたミュージカルが映画化されたもので、60年代に世界的に人気を博したロックバンド”The Four Seasons”の結成から挫折・成功、様々なエピソードと共にドキュメンタリータッチに描かれています。
ファッション・ヘアスタイル、車やインテリアのクラシックな雰囲気は60年代を再現しており、当時の空気を感じる事が出来ます。
リバイバルし定番化されてきている、アイビーカットがスマートでかっこいいです。
中でも良かったのがやはり音楽!
彼らの”Shelly”や”Can’t Take My Eyes Off You”は誰もが一度は耳にした事があるのではないでしょうか?
ヴォーカルのフランキー・ヴァリを演じたジョン・ロイド・ヤングの歌唱力と懐かしい曲でいつの間にか引き込まれていました。
音楽も楽しめてハッピーになれる映画です!