日本でクリスマスが受け入れられたのは、1900年MEIDI-YA(明治屋)が銀座に進出した頃だそうです。その後大正時代に入ると、子供向けの雑誌の12月号には表紙を始め、クリスマスにまつわる話や挿絵が掲載されていたようです。もう100年以上続いてるのですね。
僕は心斎橋大丸のイルミネーションがお気に入りです。W.M.ヴォーリズによって設計され1933年に建てられた、すばらしいアールデコ様式の建築に見事にマッチしたイルミネーション。このイルミネーションは、フランスから輸入されたものだそう。
そして、僕が大好きなパリの百貨店”ル・ボン・マルシェ”。世界最古の百貨店と言われ、今年160周年を迎え、様々なイベントを行っています。
そのボン・マルシェの素敵なクリスマス・ショーウインドウのムーヴィをご紹介します。
テーマは「パリの屋根」。
素敵なクリスマスをお過ごしください。
あまりにも有名な、オー・ヘンリーの作品「賢者の贈り物」。クリスマスにデラは自分の自慢の髪の毛を売りジムに時計の鎖を、ジムは金時計を売りデラに櫛をそれぞれプレゼントする素晴らしい話。
クリスマスということで、コームのご紹介です。
スイスで切り出しから研磨まで12段階の細かい行程をすべて職人による手作業でつくられたコームです。
素材は高品質のセルロース、アセテート(天然繊維素樹脂)でできています。
滑らかで丸みのある歯が、髪と地肌を快適にケア。絶妙なサイズ感(13cm))で携帯にも便利です。
女性なら重ためのバングス用にぴったりです。男性へのプレゼントにもおすすめします!
ポケットコーム ¥2,620
「髪の毛」について人類学的、美術史的観点から探る展覧会が、パリのケ・ブランリ美術館で行われています。遥か昔から、髪は持ち主のオーラやエネルギーを保存するものとされ、お守りや祭壇に捧げられたり魔術的に使用されてきました。最近観た映画「エリザベス」にも髪を剃ってから拷問にかけるシーンがあり、髪には何らかの力が宿っていると思われていたようです。
この展覧会は、パプアニューギニアやアフリカの髪飾りからハイ・モードまで、髪のあらゆる側面を探求する内容になっています。
髪に携わる僕も観ておきたい展覧会です。タイトルの”Cheveux chéris”は「愛しい髪」。
Musée du quai Branly 2013年7月14日まで
パリのメトロの駅でも、たびたび目にしたラナ・デル・レイのH&Mポスター。デビッド・リンチ監督の映画「Blue Velvet」がモチーフになっているこのPVは、彼女の魅力を再認識させてくれます。ニューヨーク出身のラナ・デル・レイ。ちょっとゴスっぽい雰囲気もあり、ヨーロッパで人気なのも頷けます。
監督はこれまでもH&MのCMを何作も手掛けている、スウェーデンのJhohan Renck(ヨハン・レンク)。
ANOUCHKA PLAYLISTで紹介していたアルバム、Malcolm McLaren/PARISより、”PARIS PARIS”。
パンクロックの父、マルコムとパリ左岸を代表するカトリーヌ・ドヌーブのデュエットというだけで刺激的なこの曲。
I FEEL LOVE “PARIS PARIS”のキャッチーなコーラスに、女優ドヌーブの朗読、エレガントでかっこいいです。
最近個人的にも、よく聴いています。
MIU MIU, PRADAのコレクションヘアー。
MIU MIUはどこか1940~50年代のニュアンスが感じられるコレクション。
ベリーショートな直線的なバングスに、サイドを耳に掛けたヘアースタイル。
ポイントは、サイドの髪をバングスの境目に流してかぶせることで、
立体感を出し、よりフェイスラインを美しく引き立てています。
PRADAは、直線的なライン、菊をあしらった刺繍などジャポネスクなムードたっぷりのコレクション。
マリークワント的なポップな要素を日本風にアレンジしているようにも見えます。
ヘアーは、ラフな動きのあるショートヘアーに見えますが、
バックはフレンチなアップスタイル。ミックス具合がすばらしい!
リアルなバングスは、ミウッチャのリクエストだそう。
彼女のコレクションには、これまでもさまざまなバングスのヘアーが登場し、次回もファッションとともに注目です。
Hair : Guido Palau
毎月変化する、アヌーシュカおすすめの写真集、マガジンスペース。
すでにご来店いただいた方はご存知だと思いますが、
エントランススペースは白い箱のようなつくりになっています。
ホワイトボックスとぼくたちは呼んでいて、現代アートの展示装置として広く使われています。
その中にライブラリーコーナーがあり、毎月変化していきます。
12月はこちらの5冊です。
是非、カットの後などゆっくりご覧ください。
気になったのは、ドリス・ヴァン・ノッテンのヘアー。
ファッションは、チェック柄にドリス得意のシルクスクリーンの美しいフラワー
プリントの透けるレイヤードが印象的なルックの数々。
ヘアーは、根元にメイクブラシを使ってダークなアイシャドーを。イメージソースはカートコバーンとコートニーラブ。
センターパートのラフなウエーブと、根元のダークカラーでグランジ感が表現されています。
ハイトーンカラーをベースに、あえてパートの根元にダークなカラー、または逆にヴィヴィットなカラーをするのも新鮮です。
地毛とは違うニュアンスのカラーを入れるのがポイントです。トライしたい方は、アヌーシュカスタッフまで。
ドリスのコレクションは、マスキュランとフェミニン、グランジとクチュール、
相対するもののバランスが、とにかく美しくかっこいい!
M to M of M/M (PARIS)
M/M(PARIS) の作品集。ご存知の方も多いかと思いますが、M/Mはパリを拠点に活動する
ミカエル・アムザラグとマティアス・オグスティニアックにより1992年に結成されたデザインデュオ。
この作品集は彼らの活動20年のアーカイブをまとめたもの。
どれもかっこいいだけでは括れない、独自の世界観がぎっしり詰まってます。
見るだけでインスピレーションを与えてくれる、作品集の1つです。
アヌーシュカリニューアルの細部を考えている時も、凝り固まってた頭の中を解放してくれました。
素晴らしい作品集です。
エンパイアからの夜景。NY滞在中の深夜行ってみました。
エンパイアと言えば、アンディ・ウォーホールが1960年代前半に制作した映像作品「EMPIRE」が有名です。
8時間夜のエンパイアが延々と映し出されたモノクローム映像です。
ロウアー・イースト・サイドのギャラリー、MULHERIN+POLLARDにエンパイアが延々とiPADに映し出された作品があり、
昔観たウォーホールの作品を思い出しました。
複製芸術を得意としていたウォーホールの作品が、現代風に複製されているのが面白い。