ANOUCHKAJOURNAL

Christopher Owens

サンフランシスコを拠点に活動する元ガールズのクリストファー・オウエンス。
ソロアーティストとしてのファーストアルバムは、物語のような構成で映画のサウンドトラックのよう。
ゆったりとしたサウンドは、この季節にぴったりです。
ガールズ時代からアルバムのアートワークも手掛ける彼は、今回も自身で担当(写真はライアン・マッギンレー)し、ジャケットから曲までとてもパーソナルな作品となっています。

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NAKED YOUTH

1950年代末〜60年代中頃にかけてジャン・リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォーなどによって制作されたヌーヴェル・ヴァーグ作品。それまでの映画の手法から離れ、ロケ撮影、同時録音、即興演出によって、新しい作品が次々に発表され、日本では1960年の大島渚監督”青春残酷物語”以降、松竹ヌーヴェル・ヴァーグという言葉が生まれました。
その”青春残酷物語”を先日久々に観ましたが、まさしくヌーヴェル・ヴァーグ!ゴダールの”気狂いピエロ”を彷彿とさせる内容で、衝撃的でした。
さらに驚いたのが”気狂いピエロ”の5年も前に、この映画がつくられていることです。ちょっと、感動的です。
ゴダールはインタビューの中で「本当のヌーヴェル・ヴァーグの最初の作品は、大島渚監督の『青春残酷物語』だ」と語っています。
その意味が、少しわかった気がします。日本が世界に誇る、大島渚監督作品をこの機会に観直してみてはいかがでしょう。

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THE GREAT GATSBY

F・スコット・フィッツジェラルド原作で1974年に映画化された「華麗なるギャツビー」が、
新たに「ムーランルージュ」の監督バズ・ラーマンによって映画化されます。

1920年代を舞台にした映画の中でも、多くのクリエイターに影響を与えたであろうこの映画。
ぼくも大好きで、何度も観ています。ヘアーメイク、ファッションなど、本当に美しいです!

新たに公開される「華麗なるギャツビー」も、衣装はプラダ、ミュウミュウ、ブルックスブラザース、ジュエリーはティファニーと時代背景と同じくゴージャスです!
最新の映像によって、この映画がどのように表現されるのか興味深いですね。
日本での公開は6月14日から。

まずは、ロバート・レッドフォード主演、ミア・ファローが美しい、1974年版を是非観てください!

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The Future

パフォーマー、映画、小説などマルチな才能で注目を浴びるアーティスト、ミランダ・ジュライの最新作「the Future」。
カンヌ国際映画祭でカメラ・ドールを受賞するなど世界各地の映画祭で注目を浴びた、2005年の「君とボクの虹色の世界」以来の長編作品。

今作品でも監督・脚本・主演をつとめ、モラトリアム、カップルの倦怠、ネット依存などについて問題を抱えて揺れるヒロイン、ソフィーを自作自演。独特なトーンの中、繊細な心の揺らぎが描かれます。
ミランダ・ジュライはインタビューで「フューチャーほど希望と恐怖に溢れた言葉はない」と言っています。是非、見ておきたい映画です。

the Future http://www.the-future-film.com

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Runway Hairstyle SS 2013

2010年にアーティスティック・ディレクターにギョーム・アンリが就任し、注目のCARVEN。
2013年SSコレクションでは、随所にアールヌーヴォーを意識した曲線的なラインが印象的。

ヘアーは、フェイスラインはサイドパートでタイトに、バックはクラシックなウェーブ。
特徴的なのは、服とリンクさせパートを曲線でとっているところ!シンプルなヘアーがより引き立ちます。艶のあるタイトな部分と、少しドライな質感のウエーブとのコントラストも素晴らしい!是非、取り入れてもらいたいバランスです。

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L’impressionnisme et la mode / Musée d’Orsay

印象派とモード。印象派の絵画を「モード」の視点から再考する展覧会がパリ・オルセー美術館で開催中。19世紀後半の市民の日常や生活を主題として描く、印象派の画家たちの作品の「装い」に注目し「服飾の変容」をたどる展覧会。
ここ数年、様々な美術館でモードの展示が行われていますが、この展覧会はオルセー美術館ならでは!
今年2月以降、ニューヨークのメトロポリタン美術館、シカゴ・アート・インスティテュートを巡回する予定。

Musée d’Orsay 
http://www.musee-orsay.fr/fr/

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Allah-Las / Busman’s Holiday

ロサンゼルスのレコードショップ・アメーバミュージックのスタッフによって結成された4ピースバンド”Allah-Las”。ヴィンテージサウンドが新鮮です!
ロードムーヴィー的な、このミュージックビデオも良いです。

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PINK MARTINI

ガス・ヴァン・サント監督「永遠の僕たち」でも流れていたこの曲。
ピンク・マルティーニの”Sympathique”。印象的な”Je ne veux pas travailler”(私は働きたくない)のフレーズは、フランスのストライキでは標語として定着しているそう。

ピンク・マルティーニは12人のミュージシャンからなるアメリカのジャズアンサンブル。
彼らのレパートリーは、多言語に及びスタイルも多彩。音楽を通じて世界の都市を巡る、まるで旅行記のよう。

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LESSA MILLET

スペイン・バルセロナ出身、現在はニューヨークをベースに活動する、映像、アニメーション作家LESSA MILLET。最近気になるクリエーターです。

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Diana Vreeland

20世紀のファッションに多大な影響を与えたとされる、伝説的エディター、ダイアナ・ブリーランド。写真は彼女が1961年から編集長を務めたUS “VOGUE” 1965年1月号。

ダイアナ・ブリーランドは、ヴォーグ以前「ハーパース・バザー」のカリスマエディターとして活躍し、約40年に及ぶキャリアの中で、ファッションに芸術性や非現実性を求め、オートクチュールの隆盛に大きく貢献した他、多くのデザイナー、フォトグラファー、モデルなど新しい才能を発掘。リチャード・アヴェドンとともに数々の伝説のヴィジュアルを作り上げた張本人でもあります。

そんな彼女の一生を追ったドキュメンタリー映画「ダイアナ・ブリーランド 伝説のファッショニスタ」が公開されます。
大阪はシネリーブル梅田で2/9~公開。
必見です!

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