WILLIAM KLEIN / PARIS+KLEIN
ウィリアム・クラインの有名な都市四部作とほぼ同時期(1960年代〜)に撮られたパリの作品と、フィルム活動による中断期間以降の作品が収録された作品集。
混乱する大都市パリとそこに住む人々の持つ多様な生活模様が、どこまでも客観的に捉えられています。
写真家であり、映画監督でもあるウィリアム・クラインですが、アートディレクターとしてのグラフィカルなセンスから生み出されるデザインは、彼の作品をより魅力的に演出しています。
毎月変化するアヌーシュカ・ライブラリー。9月のお薦めはこちらの3冊です。
●流行通信 Extra Issue “GRAPHIC”
●La Recherche PHOTOGRAPHIQUE
●WILLIAM KLEIN / PARIS+KLEIN
Patti Smith / Camera Solo
ヴィンテージポラロイドカメラによって撮影されたパティ・スミスの写真の数々は、詩的で彼女ならではの世界観に溢れています!
L’HIVER DE L’AMOUR BIS
1994年にパリ市立現代美術館(ARC-MUSEE D’ART MODERNE DE LA VILLE DE PARIS)で開催された “L’HIVER DE L’AMOUR BIS”展に併せて刊行されたカタログ。各アーティストの作品が、商品広告のフェイクのようなかたちで登場し、デザインとともに楽しめます。当時のパープル誌のメンバー、エレン・フライス、ドミニク・ゴンザレス・フォースター、オリヴェエ・ザームらによる編集で、90年代の新しい表現方法が感じられます。
David Hami / 25 years of an artist
イギリスの写真家デビッド・ハミルトン。
ソフトフォーカスによって撮影された女性、花やモノ、風景は、どれも美しく幻想的で時に危うさも感じさせられます。
ご来店の際は、是非手に取ってご覧ください。
MODEL AS MUSE : Embodying Fashion
2009年にメトロポリタン美術館で開催された「MODEL AS MUSE : Embodying Fashion」。
それぞれの時代のミューズとしてファッション界に君臨したモデルたちに焦点をあてながら、ファッションの歴史を振り返るという展示にあわせて出版された写真集。
ツィッギーやヴェルーシュカ、シンディー・クロフォードをはじめ、ナオミキャンベル、ケイト・モスなど時代を彩ったモデルたちが勢揃いです。各年代ごとのファッションやモデルの変遷は見ているだけで楽しくなります!
まさにファッションは時代を映す鏡ですね。
Juergen Teller
現在「Marc Jacobs」や「Vivienne Westwood」の広告キャンペーンでおなじみのJuergen Teller (ヨーガン・テラー)。
そんな彼のこの写真集は1996年に出版され、「i-D」や「VOGUE」などの作品を含む118点が収録されている内容の濃い1冊になっています。
中には、今から10年以上前のケイト・モスやニコール・キッドマン、ビョークとその息子も登場しています。
彼特有の独特の雰囲気がこのころから感じられ、いつ見てもかっこいい写真集です。
France Grand「COMME des GACONS」
コムデギャルソンの企業広告やDM、招待状などを編纂した図録集。世界を代表するファッションフォトグラファー、ピーター・リンドバーグを駆け出しのころに起用した広告作品、ボディの輪郭を服と融合させた「Body meets dress, Dress meets body」のコレクションなど、議論を巻き起こした奔放で尖鋭的な作品の数々が収録されています。みなさんも見覚えのある写真があるのではないでしょうか。