GUIDO PALAU / HEADS HAIR BY GUIDO
プラダ、マーク・ジェイコブスなどのランウェイや、スティーヴン・マイゼル、デイヴィッド・シムズなどのトップフォトグラファーと組み数々の雑誌、キャンペーンを手掛けるへアスタイリスト”グイド・パラウ”。
90年代にカルバン・クラインの依頼を受け、当時ランウェイでは見る事の無かったストリート感のあるグランジスタイルのヘアーを打ち出し、スーパーモデルブームの際にはあらゆるスーパーモデルのヘアスタイルを担当。90年代以降ナチュラルなヘアスタイルが主流になったのも、彼の功績と言われています。
作品集”HEADS HAIR BY GUIDO”(2000年出版)には、彼の無造作でクールなヘアーが様々なデザイン、質感で表現されています。
そのどれもがモデルのパーソナリティを引き出し、ヘアーを通してその人のスタイルを感じさせます。
VIVIANE SASSEN / IN AND OUT OF FASHION
オランダ出身のフォトグラファー”ヴィヴィアン・サッセン”。
ファッション誌やハイブランドなどのビジュアルを手掛けてきた、彼女の17年間のファッションフォトが集約された写真集です。
独特な色彩のメイク・衣装、ユニークなポージングとレイアウト。それらを引き立てるような意外性のあるロケーション。全てが噛合い、サッセンらしいシュールな雰囲気が生まれています。
彼女が幼少期を過ごしたアフリカで撮影された写真では黒人モデルを起用し、他の写真とは異なる力強さを感じます。
所謂ファッション写真とは異なるサッセンの世界観。お薦めの写真集です。
アヌーシュカ・ライブラリー10月のお薦め
・GUIDO PALAU / HEADS HAIR BY GUIDO
・VIVIANE SASSEN / IN AND OUT OF FASHION
Jonnie Craig / Untitled
ロンドンを拠点に活動する、若手フォトグラファー”ジョニー・クレイグ”。
世界25カ国で配布されているフリーマガジン”VICE”や、NIKE、NOKIA、SONY等の企業広告でも活躍しています。
2009年に出版された(750部限定)この作品集の被写体はほぼ友人。
ロンドンの街を裸で駆け抜ける躍動感のある写真が印象的で、若い彼らの好奇心、悪戯心を感じます。
Gavin WatsonやRyan McGinleyらに見出された才能を、是非手にとってご覧下さい。
CHAD MOORE/ANYONE IN LOVE WITH YOU
1987年生まれ、NYを拠点に活動するフォトグラファー”チャド・ムーア”。
短い期間ですが、Ryan McGinleyのアシスタントをしていたみたいです。
彼の作品を観ると、映画を観た後のようななんとも言えない満足感があり、NYのストリートムービー”KIDS”を思い起こさせるドキュメント性を感じます。
光と影、街の明かり、被写体の髪の動きなど一瞬一瞬をうまく捉えていてとても印象に残る一冊です。
まだ20代と言う若さにも驚きです。
皆さんもご来店の際は彼のセンスに触れてみてくださいね。
アヌーシュカ・ライブラリー9月のお薦め
・JONNIE CRAIG / UNTITLED
・CHAD MOORE / ANYONE IN LOVE WITH YOU
Akatre / Zero to Five
2007年にValentin Abad、Julien Dhivert、Sébastien Riveronの3人によってパリで設立された”Akatre”。
この”Zero to Five”にはデザイン、コンテンポラリーアート、写真、映像など多彩な表現方法で活動する彼らの作品が収められています。
モダンで洗練されたタイポグラフィとグラフィックデザインは特に印象的で、その延長線上に彼らの表現は成り立っているような気がします。
すごくフランス(パリ)っぽさが感じられる、これから注目のユニットです。