ミスター・ポップ・アート アンディ・ウォーホルの国内史上最大の回顧展が、六本木ヒルズにある森美術館の10周年記念展で開催されていたので観に行きました。
”アンディ・ウォーホル展 永遠の15分”。
これまでも何度かウォーホル展を観に行っていますが、今までで一番良かったです。
有名なシルクスクリーン作品を始め、数々のポートレート、ペイントされた車、ファクトリーの様子がリアルに再現された空間、タイムカプセルと称され段ボールに保管されたウォーホルの私的な品など、とても楽しめました。
主に60年代につくられた実験映像作品の数々は日本未公開の作品もあり、特に「エンパイア」を観れたのは嬉しかったです。
驚いたのは日本のCMに出ていた事で、すごく印象的なCMでした。(TDKのCMでご存知の方もいらっしゃるのでは)
森美術館、また東京へ行く際は足を運んでみたいと思います。
ルーヴル美術館に隣接する、パリ装飾美術館で「ドリス・ヴァン・ノッテン―インスピレーションズ」展が開催中です。
この展覧会は、ドリス・ヴァン・ノッテンが「何からインスピレーションを得てデザインしてきたか」が開示されたとても興味深い内容です。
会場にはジョヴァンニ・ボルディーニ、ダミアン・ハーストなどのアート作品100点以上、ドリス・ヴァン・ノッテンの作品も180体以上展示され、本展示のために特別製作された映像作品もあるようです。彼のファンだけでなく、ファッションガ好きな方は必見ですね。
8月31日まで開催されていますので、パリに行く機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか。
パリ装飾美術館(Musee des Arts Decoratifs
京都国際マンガミュージアムで、日本の絵本作家たちが「3.11後の世界から私たちの未来を考える」というテーマで国内外の仲間たちに呼びかけて作品を募った展覧会「手から手へ」展が開催中です。
2012年3月、イタリアのボローニャを皮切りにヨーロッパ5ヶ国を巡回し、2013年新たな呼びかけに応えてさらに多くの絵本作家が参加。総勢7か国110人の描き下ろし原画作品が展示されます。
様々な想いが届けられているのではないでしょうか。
会場 京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー1・2・3
2014年3月1日(土)~5月18日(日)
午前10時~午後6時(最終入館は午後5時30分)
休館日:毎週水曜日
http://www.kyotomm.jp
日本書紀にも残る日本最古の温泉「道後温泉」。
今年4月10日で道後温泉本館が改築120周年を迎え,それを記念して、アートフェスティバル「道後オンセナート」が開催されます。
これは、道後温泉本館がアート作品に変貌したり、泊まれるアート作品「HOTEL HORIZONTAL」、パブリックスペースに出現する作品など、昼も夜も道後の魅力を味わえるプロジェクトになっています。
「HOTEL HORIZONTAL」は “最も深い夢” をテーマに草間彌生や荒木経惟、谷川俊太郎、ミナペルホネンの皆川明、マリメッコのテキスタイルなどを手がける石本藤雄などが客室を実際に宿泊出来る作品としてインスタレーションしています。
宿泊だけでなく見学もできるそうですので、それぞれのアーティストの空間を体感できるチャンスです。
グランドオープンの際には、東京オリンピック招致のプレゼンにも参加したクリエイター集団「ライゾマティクス」による道後温泉本館のプロジェクションマッピングが行われます。
まさに、このアートフェスティバル全体のテーマ「最古にして、最先端」ですね。
道後オンセナート2014
会期:2014年4月10日(木)〜12月31日(水)
http://www.dogoonsenart.com/
個展開催も写真集も少ない寡作の写真家・柳沢信(1936-2008)。
柳沢信は1958年にミノルタのPR誌『ロッコール』で、当時のモダンな若者の気分を写真で表した「題名のない青春」で華々しくデビュー。
その後、1961年に結核を患い約2年間の療養生活をおくった後は、時代の流行に左右されずに、旅の中から見つけた光景を純粋にカメラにおさめた風景写真で注目されました。
1993年イタリア旅行をした際に撮影された作品で、初めて海外の町や人、空気を写し取り、今後の新しい展開が期待されるも帰国後、喉頭癌、食道癌が見つかり手術。声を失うとともに、息を止めることができなくなり、シャッターを切れなくなりました。
彼の作品は、完璧な構図で心地よい距離感を保ち、淡々としかし力強く迫ってきます。
お薦め展覧会のご紹介。
ベルギーを代表する現代美術作家、ミヒャエル・ボレマンスの展覧会「ミヒャエル ボレマンス:アドバンテージ」が東京・原美術館で開催中です。
独特な絵画や映像作品をつくりだすボレマンスの作品には、静けさの中に人を強く惹き付ける力強さを感じます。
ボレマンスは制作数に対して、自身が完成作と認め世に出す作品数が圧倒的に少ないことで知られているようで、今回は30点余りの絵画作品が展示される稀有な機会です。
是非訪れたい展覧会です!
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
スウェーデンの女流画家”ヒルマ・アフ・クリント”(1862-1944)。
昨年訪れたベルリン・ハンブルガーバンホフ現代美術館で開催されていた展覧会は彼女の回顧展ということもあり、素晴らしいものでした。
ヒルマ・アフ・クリントは1862年、スウェーデン・ストックホルムに生まれ、精神的神秘的な世界を表現した抽象絵画を数多く生み出しました。
女性らしさを感じるパステルカラーの淡い色調、花や植物を思わせる形態、円や楕円、記号化された文字などが自由に組み合わせれた作品には、黒や紺などが効果的に配置され、影を感じる部分もあります。
また1908年以降の作品はより抽象性が高まり、世界や宇宙、そこでの人間の役割を説明するものへと変化しました。
こうした強いメッセージを放つ彼女の作品は、抽象絵画のパイオニアとして近年再評価されているようです。
同じスウェーデンブランドAcne Studiosの2014SSコレクションには、彼女の作品がフィーチャーされています。
Hermès(エルメス)とモナコのヨットメーカーWally(ウォーリー)とのコラボレーションから生み出されたWHY Wally Hermès Yachts。
海に浮かぶ人口の島のようなこのヨットは、全長60m、重さ2400t。
水上で生活することをコンセプトとし、内装はすべてエルメス!
3階建で2階にはゲストルームが5つ、ラウンジもあり12人が生活することができ、25mプールやヘリポートも併設されています。
地球環境への配慮もされており、ヨットの天井部分を覆うように巨大なソーラーパネルが取り付けられています。
海の上の別荘、135億円で購入可能だそうです!
NYをベースに活躍中のアートユニット「CONFETTI SYSTEM(コンフェッティ システム)」。
ジュリー・ホーとニコラス・アンダーソンによる、今モード界で注目を浴びているアートユニットです。
紙や布など、身近なマテリアルを幾千ものパーツに仕立てて、繊細でダイナミックなデコレーションを創り上げるのが特徴で、
ランバンなどのビッグメゾンのストアインスタレーション、ビヨンセやYEAH YEAH YEAHSなどのステージセットなども手がけています。
そんな彼らの、この時期ならではのクリスマスインスタレーションを今、日本で見ることができます!
「HAPPY HOLIDAYS with CONFETTI SYSTEM」として、東京のOPENING CEREMONYにて12月25日まで開催中です。
日本での展示はこれが初めてということなので、この機会をお見逃しなく!