瀬戸内国際芸術祭は瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代アートの祭典です。
3年に1度開催されるこの芸術祭、今回は夏だけでなく”春・夏・秋”と「四季」をテーマに開催期間が長くなり、前回よりも楽しそうな内容に。どの時期に行こうか悩みますね。。
是非訪れたいのが、豊島美術館です。直島の「海の駅」を設計したSANAAの西沢立衛さんが建築を担当した美術館で、なんとこの美術館、展示作品はたった一つ!「壁や天井が連続した一つの空間からなる水滴をイメージした建物」ということで、建築とアート作品が一体となっています。
そして私のお気に入りは、大竹伸朗さんの作品「I♡湯」という銭湯。すべてがアートなお風呂!こんなお風呂ここにしかありません!
アートと自然を感じたり、島の人や訪れている人と交流を楽しんだり、素敵な祭典です。
瀬戸内国際芸術祭
http://setouchi-artfest.jp/
春:3月20日(水) ー 4月21日(日)
夏:7月20日(土) ー 9月1日(日)
秋:10月5日(土) ー 11月4日(月)
「ハーパース・バザー」や「ヴォーグ」等のファッション誌を中心に、第一次、第二次世界大戦を挟んで活躍した、アーウィン・ブルーメンフェルド(1897-1969年)の国内初の個展が東京都写真美術館で開催されます。
欧米ではファッション・ポートレイト全盛期の旗手としてパリのポンピドゥー美術館、ロンドンのバービカンセンターの個展などで高い評価を得ているブルーメンフェルドですが、重要な作品が各国の美術館に散在していることから、これまで日本国内で全貌を紹介する機会がなかったようです。
今回の展覧会は、1930年代のヴィンテージ・プリントや作家自身が選出した名作100点、カラー復元された美しいファッション写真などが集められ、構成された約300点(資料含む)の作品群が紹介される貴著な機会。
シュルレアリスムからヌード、ファッションまで網羅し、多くの写真家に影響を与えたブルーメンフェルドの表現。その一方で、二つの世界大戦に翻弄され、時代に応じて活動の場を選択せざるを得なかった側面を通して、美しい表現の根底にある美の秘密が垣間みれる展覧会です。
アーウィン・ブルーメンフェルド:美の秘密
会期:2013年3月5日(火) ~ 2013年5月6日
会場:東京都写真美術館
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
おすすめ展覧会のご紹介。
金沢21世紀美術館主催の、衣服の意味を問い直し、一貫したコンセプトでファッションを提案し続けるクリエイターを紹介するシリーズ”フィロソフィカル・ファッション”。その第一弾として、ファッションデザイナー津村耕佑によるプロジェクト”FINAL HOME”を取り上げた展覧会が開催中です。
「FINAL HOME」=「究極の家」。「家をなくしてしまったとき、人を最後にプロテクトするのは服になる」というコンセプトのもと、ファッションと社会や環境との関係性を考察し続けてきたFAINAL HOME。
その”FINAL HOME”の活動を通して、”衣服”そして”ファッション”の役割について考える展覧会。
「フィロソフィカル・ファッション I : FINAL HOME」
会期 : 2013年1月12日(土)~6月30日(日)
時間 : 10時~18時 (金・土曜日は20時まで)
休場日 : 月曜日 (4月29日、5月6日は開場)
会場 : 金沢21世紀美術館 デザインギャラリー
料金 : 無料
http://www.kanazawa21.jp/
メゾン・マルタン・マルジェラのコンセプトストア「レスパス メゾン マルタン マルジェラ」。
3月6日に大規模なリモデルオープンを迎える伊勢丹新宿店で、「最先端のモード × ライフスタイル」をテーマに、毎年ひとつのメゾンをフィーチャーする1年間限定のポップアップストアが誕生します。第1弾はメゾン・マルタン・マルジェラ。毎月テーマを変えながら限定アイテムやインスタレーション、コラボレーションを展開するそう。
3/6~4/2のコンセプトは”ホーム”。4つの空間に分けられた各スペースでは、デザイナーのチェルッティ・バレリとのコラボレーション家具が登場。その後もシューズ&バッグをフィーチャーしたり、様々な展開を行うようです。要注目です。
先日観に行った、大阪芸術大学写真学科2012年度卒業制作選抜展。
私が担当させていただいてるお客さまが、出展され優秀賞を穫ったということでお知らせをいただいてました。
彼女の作品は”色んな人に自分を撮ってもらう”というコンセプトでつくられていて、私もその一人で、彼女が来店された際、サロンで過ごす風景を写真に収めました。
仕上がりは想像以上で、コンセプトの面白さもあり、新しい角度からの感動もあり、とても素晴らしい作品でした!
作品づくりという共通点から、よい刺激をもらえ、観に行けてほんとよかったです☆
Kさんおめでとうございました!
フランスの現代アーティスト、ダニエル・ビュラン。
立体のインスタレーション作品を多数手掛け、中でも1986年にパリのパレ・ロワイヤルに設置された260本の黒白ストライプの大理石の円柱作品”Les Deux Plateaux(ふたつの舞台)”は、「現地の人間と交わってこそ価値がある」という彼の考えを象徴する作品の1つです。
1965年から描き続けられているストライプは、彼独自の論理から8.7センチに統一されています。
マーク・ジェイコブスも彼の作品にインスパイアされ、2013年SSルイ・ヴィトンのコレクションでは、ダミエ柄をグラフィカルに表現。ストライプのエスカレーターや、ダミエ柄ランウェイなど、ショーの舞台はマーク・ジェイコブスとダニエル・ビュランとのコラボレーション。
写真の感じとモデルのかわいさに惹かれて買った2つのZINE。
どちらもVALERIE PHILLIPSという女性のフォトグラファーのものです。
マンハッタン生まれの彼女は、ロンドンで活動をしていて、ドクターマーチンなどの広告も手がけています。ガーリーでセクシーな写真が多く、日本でもファンが多いそうです。
調べていると、気に入って買った雑誌や写真集などの多くにVALERIE PHILLIPSの作品があって 驚きました。もしかすると皆さんも知らない間に目にしているかも知れませんね。
彼女のHPもすごく素敵です。
印象派とモード。印象派の絵画を「モード」の視点から再考する展覧会がパリ・オルセー美術館で開催中。19世紀後半の市民の日常や生活を主題として描く、印象派の画家たちの作品の「装い」に注目し「服飾の変容」をたどる展覧会。
ここ数年、様々な美術館でモードの展示が行われていますが、この展覧会はオルセー美術館ならでは!
今年2月以降、ニューヨークのメトロポリタン美術館、シカゴ・アート・インスティテュートを巡回する予定。
Musée d’Orsay
http://www.musee-orsay.fr/fr/
万博公園のイルミナイト。今年の冬は中之島の光のルネサンス、神戸のルミナリエと・・・
いろいろ見に行ってますが、太陽の塔はまた一段と良かったです。
今トレンドのビームペインティング(プロジェクションマッピング)で、太陽の塔に合わせて光・映像を当て、まるで3Dのように迫力ある映像を作り出していました。
今年のテーマは”LIVES”で、音楽も合わさり幻想的で楽しめました。
太陽の塔はミステリアスで存在感があり、何度観ても飽きません。こういうのが、芸術作品というのでしょうネ。
でも、まさかこんな風に使用されるとは岡本太郎さんも思わなかったでしょう。。。
来年も行きたいと思います♡
「髪の毛」について人類学的、美術史的観点から探る展覧会が、パリのケ・ブランリ美術館で行われています。遥か昔から、髪は持ち主のオーラやエネルギーを保存するものとされ、お守りや祭壇に捧げられたり魔術的に使用されてきました。最近観た映画「エリザベス」にも髪を剃ってから拷問にかけるシーンがあり、髪には何らかの力が宿っていると思われていたようです。
この展覧会は、パプアニューギニアやアフリカの髪飾りからハイ・モードまで、髪のあらゆる側面を探求する内容になっています。
髪に携わる僕も観ておきたい展覧会です。タイトルの”Cheveux chéris”は「愛しい髪」。
Musée du quai Branly 2013年7月14日まで