80年代既存のファッションに対抗するため、ロンドンで結成されたクリエイティブ集団”BUFFALO(バッファロー)”。
そのバッファローの中心的存在がスタイリストのレイ・ペトリ。
彼の独創的なスタイリングは、テーラード、デザイナーズブランド、民族衣装、スポーツウェア、時代衣装、サブカルチャースタイル、ストリートファッションなど様々な要素を取り入れた全く新しいもの。
また男性にスカートを履かせるという彼の発想は、ジャン・ポール・ゴルチエに影響を与え以後ゴルチエの新作には度々スカートが登場するようになりました。
ペトリ率いるバッファローは、現代のカルチャーシーンに影響力を持つクリエイターを大勢輩出しただけでなく、スタイリストという職業をファッションを表現する上で必要不可欠な存在へと高めました。