ANOUCHKAJOURNAL

Ina Jang

この独創的でインパクトのある作品はフォトグラファーのIna Jang(イナ・ジャン)のもの。
1982年に韓国で生まれた彼女は、東京・NYで写真を学び、現在NYで活動しています。
コンテンポラリーアートとして写真作品を発表し、2011年には、フランスのイエール国際モード&写真フェスティバルで入賞した経歴をもっています。

彼女の作品は、被写体の顔をカットアウトしていたり、顔を何かで隠している作品が多く、顔が認識出来ないことで見る側は自身と重ねる事ができ、作品に普遍性をもたらします。素材や形、色などにも注目がいき、言葉や国を超えて作品が伝わりやすくなります。

パステルカラーやヌードカラーなどを用いるのは「色の名前が特定出来ないような色は、イメージに名状しがたい曖昧さを与えるために」という計算のもと使われています。
アートとファッションの境界がなくなってきている中で、彼女は作品を通して「曖昧なアイデンティティ」を表現しています。

写真、ドローイング、グラフィックデザインすべてが融合した作品を今後どのように進化させてくれるのか、すごく楽しみなフォトグラファーのひとりです!

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