「髪の毛」について人類学的、美術史的観点から探る展覧会が、パリのケ・ブランリ美術館で行われています。遥か昔から、髪は持ち主のオーラやエネルギーを保存するものとされ、お守りや祭壇に捧げられたり魔術的に使用されてきました。最近観た映画「エリザベス」にも髪を剃ってから拷問にかけるシーンがあり、髪には何らかの力が宿っていると思われていたようです。
この展覧会は、パプアニューギニアやアフリカの髪飾りからハイ・モードまで、髪のあらゆる側面を探求する内容になっています。
髪に携わる僕も観ておきたい展覧会です。タイトルの”Cheveux chéris”は「愛しい髪」。
Musée du quai Branly 2013年7月14日まで