ANOUCHKAJOURNAL

Night on Earth

ジム・ジャームッシュ監督のオムニバス映画”ナイト・オン・ザ・プラネット”(1991年)。

ロサンゼルス・ニューヨーク・パリ・ローマ・ヘルシンキの5つの都市を舞台にし、タクシードライバーと乗客の人間ドラマが描かれています。
タクシーに乗り、目的地へ向かう。
ありふれた日常の風景ですが、ジム・ジャームッシュによりユニークでスパイスの効いた内容になっています。

5つのストーリーの中で特に好きなのが、ロサンゼルスのストーリー。
ドライバーのウィノナ・ライダーのルックス、ギャップのあるキャラクターとタバコを吸う姿がとても印象的です。

それぞれの都市の雰囲気を感じることができ、特に深夜のパリとローマは独特の哀愁感が漂っています。
トム・ウェイツの渋い歌声も夜の街並にとてもマッチしていてカッコイイです。

SEIYAMA

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Easy Rider

1969年公開、ピーターフォンダとデニス・ホッパーによるアメリカン・ニューシネマの代表作”イージー・ライダー”。

序盤の、時計を外しハーレーダビッドソンで旅に出るシーン。何にも縛られない自由を求めているメッセージが伝わってくる、とても印象的な場面です。
ワイアットとビリーや劇中に登場するヒッピーが体現する本物の自由に対し、決められたルールの中で自由を主張する当時のアメリカの現実がリアルに描かれています。
若き日の、ジャック・ニコルソンの『自由には二つの意味がある』という言葉が、的を得ており、印象深いです。

撮影された当時はヒッピー文化が拡大している時代。奇抜な配色とパターンの衣装や、ラフで野暮ったいヘアスタイルはよりリアルに近いものだと感じます。

バーズやジミ・ヘンドリックスの楽曲も含め、この名作を見返してみてはどうでしょうか。

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James Bay

UK出身のシンガーソングライター「ジェームズ・ベイ」。昨年9月Berberry Prorsum SS2015のランウェイでのライブパフォーマンスに起用され、3月にはデビューアルバムをリリース予定。
要注目です。

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Jan Švankmajer

チェコが生んだシュルレアリスト、ヤンシュヴァンクマイエル。
彼のアニメーション、実写はCGを一切使わずストップモーションという手法でつくられ、そのシュールな作風、画面から感じられる不思議な世界観は一目で彼の作品だとわかります。
そのシュヴァンクマイエルの作品が上映される「シュヴァンクマイエル映画祭2015」が東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで2月21日から開催されます。
長編デビュー作「アリス」を始め、6プログラム22作品を上映。
3月〜4月にかけては大阪シネ・ヌーヴォ、京都みなみ会館、神戸アートビレッジセンターでも1部の作品が上映される予定です。
見逃せない映画祭です。

http://svank2015.jimdo.com/

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ARCA

ベネズエラ出身のトラックメイカー”アルカ”。

ロンドンで活動する彼のサウンドは、ダークな雰囲気を持ちながらも、どこかドリーミーで、独特のリズムで展開していきます。
ゆったり広がる電子音と、時折鋭く入ってくるエッジの効いた電子音が特徴的です。”Now You Know”のMVも前衛的でとても美しいです。
Bjorkのニューアルバムにも参加するなど、弱冠24歳の彼の活動に今後も注目です。

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DIOR AND I

ディオール・オートクチュールの舞台裏を描いた『DIOR AND I』(邦題「ディオールと私」)が来月公開されます。
2012年新しく就任したデザイナー、ラフ・シモンズが初めて手掛けるオートクチュールを就任から発表まで8週間に密着したドキュメンタリー。
ラフ・シモンズとディオールの職人達がどんなプロセスで、あの美しい作品を形作っていくのか、とても興味があります。
公開は3/14〜。

http://dior-and-i.com

シャネルのオートクチュールの舞台裏を描いた「サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエ」と比べて観るのもいいのではないでしょうか。

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Tom Waits – Jockey Full Of Bourbon(Down By Law)

オープニングのトム・ウェイツの曲『Jockey Full of Bourbon』、そして街並みを捉える流れるような映像。
ジム・ジャームッシュ監督の1986年のセンス溢れる傑作「Down By Law」。

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Adieu au Langage

ジャン・リュック・ゴダール監督の最新作「さらば、愛の言葉よ」(Adieu au Langage)がまもなく公開されます。
ゴダールによる初の3D長編作品は、これまでの3D撮影のルールを脱構築し、フランスの映画批評家は「ノーベル賞」級の成果だと讃えています。
古典的な映画製作の方法を破壊しつつ再創造した「勝手にしやがれ」(1960)から半世紀、今回の作品がどんな衝撃を与えてくれるのか楽しみです。

http://godard3d.com

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Eastern Shift

アルバム制作が発表されたばかりのアメリカのエレクトロバンド、パッション・ピット。
同バンドのフロントマンであるマイケル・アンジェラコスのソロプロジェクト”イースタン・シフト”が音楽共有サイトのsoundcloudに自身のページを開設し未発表音源を公開しました。

パッション・ピット特有のドリーミーさを持ちつつ、ゆったり踊れそうなサウンドがとても気持ちいいです。
ケイト・ブッシュやバリー・マニロウの曲をサンプリングした曲も聞き応え十分です!

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ANOUCHKA PLAYLIST

エヴリシング・バット・ザ・ガールのトレイシー・ソーンのクリスマス・アルバム「Tinsel And Lights」から「JOY」をご紹介します。
素敵なクリスマスをお過ごしください。

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