ANOUCHKAJOURNAL

FRANCIS BACON

アイルランドのダブリンに生まれ,ロンドンを拠点にして世界的に活躍した画家フランシス・ベーコン(1909‒1992)の展覧会が東京国立近代美術館で開催中です。
フランシス・ベーコンは、その人生が20世紀とほぼ重なるため、ピカソと並んで、20世紀を代表する画家と言われています。生誕100年となる2008年から2009年には、テート・ブリテン(英国)、プラド美術館(スペイン)、メトロポリタン美術館(アメリカ)という世界でも主要な美術館を回顧展が巡回しました。

今回の展覧会は、ベーコンの世界を、代表作、大作を多く含む30数点の作品により紹介するもので、そのうちベーコンを象徴する作品のフォーマットである三幅対(トリプティック)も多数含まれています。また、ベーコンにとって最も重要だった「身体」に着目し、その表現方法の変遷を3章構成でたどろうとするテーマ展となっています。
世界では様々な美術館が展覧会をなんとか実現させているにもかかわらず、日本国内では30年間にわたり個展が開催されてこなかった画家。今なおジャンルを問わず多くのアーティストたちを刺激し続けている画家。この機会に、是非観ておきたい展覧会です。

フランシス・ベーコン展
会期 2013年3月8日(金)〜 5月26日(日)
会場 東京国立近代美術館 〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
http://bacon.exhn.jp/index.html

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