ANOUCHKAJOURNAL

David Bailey

スウィンギング・ロンドンの申し子と言われた写真家デビッド・ベイリー。
スウィンギング・ロンドン(60年代中盤〜71年ぐらいまでを指します)は、ロックやファッションなどのサブカルチャーがクラシックなロンドンの街に一気にあふれかえったムーブメントで、今なお多くのデザイナーなどに影響を与えています。
ミニワンピースからはじまった大胆なデザイン、化繊を用いての色彩の実験、、世界の民族衣装からのインスピレーションを次々取り入れるなど、ストリートを席巻した実験精神はマーケティングなど関係なく、カルチャーの瞬間的な爆発を生み出しました。

そんな時代に、ハッセルブラッドにモノクロフィルムを詰め込んで、毎日のようにモデルやセレブを撮り続けていたデビッド・ベイリー。黒の背景の中に、強いストロボ光で浮かび上がる60年代のアイコンたち。
ベイリーの写真は一目でそれとわかり、スウィンギング・ロンドンの特別な空気をファッションワークとしてドキュメントした唯一の写真家と言われています。
(ミケランジェロ・アントニオーニ監督の映画「Blow up」。主人公のモデルとなった写真家でもあり、フランス女優カトリーヌ・ドヌーブの前夫でもあります。)

Share on Facebook